Case 03
IOT・ブロックチェーンに関するPoC(概念実証)
システムの概要
ブロックチェーンを用いたコンシューマ向けサービスを考えた場合に、IOTを利用したサービスが今後増えていくだろうとの想定のもと、概念実証を行った。今回「充電サービス」を想定し、使用電力量の計測と決済をIOT、および販売実績データの管理をブロックチェーンで行った。
開発前の課題(お客様の要望)
デジタルイノベーションやデジタライゼーションと言われる、社会のIT化において、現在最も注目される技術の一つとしてブロックチェーンが存在する。インターネット以来のパラダイムシフトとされるそのブロックチェーンを核にIOTと連携した簡易取引システムの設計・構築を通し、開発・運用面での知見を得たい。
担当者所感
一般的に謳われているメリット・デメリットを追体験し、実感することが一つ目の目的であり、実感した上で、自分たちが置かれている状況から、どう活かせるのかを考えることがもう一つの目的であった。
追体験については想定通りであったものの、どう活かせるかという課題は簡単には道筋はつけられないと感じた。ブロックチェーンの仕組みは優れているが、費用対効果の点でみると魅力は薄まり、何を目的に導入するかで評価が分かれるシステムになってしまう、とてもデリケートなものだと感じた。コンシューマ向け商用サービスが次々と生まれていないのはその証左であると思う。
解決過程
ヒアリング
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構成提案
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構成サンプルデモ
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IOT既存技術分の開発(A)
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ブロックチェーンの導入(スマートコントラクト)と(A)との連携
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ブロックチェーン機能の改良(スマートコントラクト、独自コイン)
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報告書の作成